エトピリカ/海鳥/環境保護

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エトピリカを守るために
エトピリカが減っています!
 エトピリカは世界では広く生息し繁殖しており、その総個体数は240万羽と見積もられていますが、日本では1970年代に入って激減し、今では北海道道東の島々でわずかに繁殖しているにすぎなくなってしまいました。

 その原因は混獲や移入動物などによる捕食、船の接近などによる繁殖の妨害、気候の変化など…人間活動にからむ、さまざまな海洋環境問題を含んでいます。こうした問題点を解決するためには、地域を巻き込んだ普及啓蒙活動の促進と同時に、エトピリカを保護・繁殖させるために、何が必要なのか、私たちに何が出来るのかを考えるべきなのです。

飛ぶエトピリカの群れ
エトピリカの減少の要因
海上に設置するデコイ海上デコイを設置する
海上に設置されたデコイによってきたエトピリカ
繁殖地の利用を増やす試み−デコイの設置
エトピリカは仲間がいると集まってきます エトピリカには仲間がいると集まってくる性質があります。その性質を利用して、デコイ(本物に似せて作られたもの)を設置して、エトピリカを呼び寄せたり、音声を流してエトピリカを呼んだりする試みがなされています。これらはエトピリカの習性を利用した有効な方法です。
デコイを設置する
太陽電池を利用してエトピリカの声を流す装置
 小島には約70体のデコイが設置されており、太陽電池を利用したエトピリカの声を流す装置も設置させています。そして、海上でも仲間がいるようにみせるため2体一組になった海上用のデコイを10組設置し、放棄した営巣地にふたたび営巣させる努力がされています。
海上パトロール
 小島付近では、エトピリカにとって住みやすい環境を維持するために、観光船の接近や違反操業がないか、浜中漁業共同組合の協力を得て海上パトロールを行って監視しています。そして4月から9月はカレイ刺し網を禁止し、コマイ網の自粛をして環境保全に努力しています。
海上パトロール 魚網の禁止や自粛

漁業とのかかわりあい
漁船 海鳥と漁業とのかかわりあいはとても難しい問題のひとつです。なぜなら漁業で生活している人にとって漁業は生きるための重要な手段であり、魚を捕らないわけにはいきません。しかし、エトピリカをはじめとする海鳥にとっては、漁業による魚の捕りすぎはエサがなくなることであり、また海鳥が魚網にかかってしまい死んでしまうこともあるのです。

魚網にかかってしまうエトピリカ こうしたことから漁業を営んでいる人々と海鳥が共存共栄していくための努力が必須なのです。そのために魚網や漁具による混獲(こんかく)を防ぐ工夫がなされています。

 漁業で生活する人間と、海で生きる海鳥がお互いに生きていくためには、人間がいろいろな面で真剣に考え、対策を講じなくてはならないのです。なぜなら野生の海鳥には何も出来ませんが、私たち人間にはその工夫と努力ができるのですから…。

魚網にかかってしまう海鳥
網に海鳥を近づけさせないようにしています

安全に生活できない海鳥たち-油汚染とプラスティックゴミの問題
油汚染された海辺 エトピリカ減少の要因のひとつである安全に生活できない環境の中でも、油による汚染とプラスティックゴミによる生活環境破壊は深刻な問題です。こうした海洋汚染が、海鳥たちにどのような影響を与えているのか、どうしてそうなるのか…私たち人間は真剣に考えなくてはなりません。

●油汚染の深刻さについて
 海鳥の羽には防水性があります。これは、海中に潜っても、水にぬれてもその羽がきちんと動くように自然と備わっている機能です。ところが、油がつくとその羽の防水性は失われてしまいます。水をはじいていた羽が、その機能を失い、ずぶぬれになってしまったらどうなるでしょうか?

体に油が付着してしまった海鳥 海鳥たちは、自由に羽を動かすことができず、身動きできずに死んでしまうのです。油汚染が、海鳥たちに与える影響の大きさは計り知れないものなのです。

●プラスティックゴミの怖さ
 無造作に捨ててしまっているプラスティック…そうしたゴミが海鳥たちにとって私たちが考えている以上に恐ろしいことだという事実を今いちど改めて認識しなくてはなりません。

 私たち人間だって、腐った食べ物を食べたりすればお腹をこわします。体を悪くしてしまいます。それとまったく同様に、海鳥たちだってエサと一緒にゴミを食べてしまったらどうなるでしょうか?

 私たち人間は、その食べ物が体にいいものか悪いものか、ある程度の判断がつきますが、海鳥たちには出来ません。その結果、捨てたプラスティックゴミをエサと誤って食べてしまうことがあるのです。そして死んでしまうことさえもあるのです。

 ゴミを捨てるという行為は、私たち人間のモラルの問題です。つまりいくらでも解決できるとても簡単なことなのです。プラスティックゴミが海鳥に与える大きな影響は、今すぐにでも私たちの意識の持ち方ひとつで回避できる身近な環境保全のひとつなのです。

砂浜に打ち上げられたたくさんのゴミ ミイラになってしまったオオミズナギドリ
ゴミの中でエサをとるカモメ類

ケガした海鳥
 人間がケガをするのと同じように海鳥もケガをします。それはもちろん厳しい自然の中でのケガもありますが、私たち人間が原因でケガをしたり病気になったりすることもあります。

釣り針を飲み込んでしまったエトピリカ 中でも人間が捨てた釣り針や釣り糸は、海で生活するエトピリカをはじめとする海鳥たちにとっては大きなケガの原因にもなります。捨てられた釣り針や釣り糸をエサと誤って、食べたり飲み込んだりしてしまうと傷ついたり死んでしまうのです。

 傷ついたり病気になった海鳥は、治療を受け、リハビリをしてから自然に戻されますが、私たち人間のちょっとした注意や気遣いやモラルを守ることが、海鳥たちを助けることにもつながるのです。 

釣り針や釣り糸でケガをした海鳥

エトピリカを守るために
 エトピリカが激減してしまった原因は
●コロニーで子育てができない
●エサが十分にとれない
●安全に生活できない

大きく分けると3つの要因です。

 では、それら要因となっている問題はまったく解決できない難題でしょうか?それらの問題は、突き詰めて考えていくと全て人為的なもの、つまり人間の生活に大きく関わってきます。

 仮に人間にとってのみ快適で便利な生活環境だったとしても、それは結果的には地球全体の環境破壊を招き、それが温暖化などの気象変化を誘発しています。

 エトピリカをはじめとする海鳥たちが安全・快適に生活できる環境…それはイコール人間にとっても良い環境なのです。つまり、エトピリカを守るために、私たちが考えなくてはならないことは、海鳥全体の問題であると同時に、すべての海鳥を保護することに共通することなのです。

 そして、それは同時に私たち人間にとっての環境保護でもある非常に大切なことなのです。ひとりひとりが、たとえ小さなことでも、まずできることから始めていくことが大切なことなのです。


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