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アメリカの著名な哲学者レオ・パスカーリア博士が「いのち」について子どもたちに書いた生涯でただ一冊の絵本…それがこの作品です。
今の子どもたちはゲームというバーチャル世界に簡単に接することができる環境の中で、「いのち」や「死」ということに対する観念が大きく変化してしまいました。ゲームならリセットボタンを押せば、全ては元に戻ります。例え死んでも、生き返ることも簡単なのです。リセットボタンさえ押せばいいのですから。
しかし、もちろん現実は違います。この「葉っぱのフレディ」はすべては変化することを教えます。そして、「死」はとても悲しいことですが、「いのち」は永遠であり、新しい「いのち」を生み出すための準備であることを教えます。
普段、その存在を気にもとめない葉っぱにも、短いながらも誕生があり死があります。主人公フレディもそんな1枚の葉っぱです。春に木の枝に生まれ、冬にその役割を終えて散っていきます。短い期間ではあっても十分にその役割を果たして、次の準備のために去っていきます。
今の世の中は「いじめ」に端を発する子どもの自殺や、様々な状況・理由から自殺の道を選ぶ中高年も増加傾向で、大きな問題になっています。そんな今こそ、子どもにはもちろん、大人にも読んでもらいたい名作絵本です。
フレディはすぐそばにある目にもとめられないかもしれない平凡な葉っぱであり、身近にいるすべての生あるものであり、自分自身でもあり、自分の周囲にいるたくさんの人でもあり、ひいては人間すべての姿でもあるのだと思います。実際に読んで、皆さんがそれぞれの感じ方をしてほしいと思います。
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