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長い長い間、ずっと同じ場所に存在している小さな一軒の家…。時間の流れとともに家は変わらなくても、周囲は激変していきます。のどかで、静かだった田舎に自動車が走り、広い道路ができ、たくさんのお店や家が建ち、人も車もどんどん増えます。
家の前を電車が走り、地面には地下鉄が走り、25階立てや35階立てのビルも建ちます。そんな中で、誰にも見向きもされず、みすぼらしくなっていく小さい家。同じ構図で描かれた、じっとしている小さな家と、時間の流れとともに変化していく周囲の状況との対照は見事で、同時に何かを考えさせられます。
今、自分のいる場所…そして遠くに見える憧れの場所…でも遠くの場所は果たして本当に自分にとって、居心地のいい場所でしょうか?心に残る素晴らしい絵本です。