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エトピリカの海/エトピリカ/偕成社

 エトピリカの海
 
エトピリカの海 ●作・絵/本田哲也●偕成社刊●32P●1,260円(税込)

※本のタイトル文字か表紙画像をクリックするとアマゾンのご購入ページにジャンプします。

 エトピリカという海鳥をご存知ですか?オレンジ色の鮮やかな大きなくちばしを持った見た目はとってもカラフルで、ちょっと愛嬌のある顔が特徴的で、きっと一度でもその姿を見たら忘れられない海鳥の一種です。今回、ご紹介する絵本はそのエトピリカという海鳥を描いたお話です。舞台は北海道の小島で、ここは根室半島沖のユルリ島、モユルリ島とともにエトピリカの生息地です。

 生まれたばかりのエトピリカはおとうさん、おかあさんから代わる代わるエサを運んでもらい、そして成長します。ところが、ある期間を過ぎると、ひとりぼっちになりました。おとうさん、おかあさんの姿はみえません。そこで、エトピリカの子どもはひとりで生きていくために、ある夜に勇気を出してエサを捕るために海にダイビングします。すると、そこでラッコの親子に出会いました。ラッコはとても泳ぐのが上手です。エトピリカの子どももそれに負けじと海に潜りました。海の中はひんやりして、魚もいっぱいいました。

 そこへ突然、とても大きな魚がやってきました。そして、気づいてみるとエトピリカの子どもはラッコの親に抱かれていました。海にいる魚には怖い魚もいることを知ったエトピリカの子どもは、助けてくれたラッコ親子に別れを告げて小さな羽根を一生懸命にパタパタさせながら空に飛び出しました。空にはエトピリカの仲間が飛んでいます。エトピリカの子どもも、みんなの後について、空を飛んでいきます。この海はどこまで、続いているのかな、と思いながら。

 作者の本田哲也氏が、この絵本のあとがきで述べていることを紹介させていただくと、本田氏はある日、漁師の網にかかってしまったエトピリカを見かけたそうです。生きていたので、動物病院に連れていこうと思った矢先、残念ながらそのエトピリカは死んでしまったそうです。そして、その日から、氏は何とかエトピリカを描きとめようとデッサンを始めたとのことです。

 このエトピリカという海鳥は、環境省が発行する最も危険とされる「日本の絶滅のおそれのある野生動物(レッドデータブック)」上でも、もっとも危険とされる「絶滅危惧1A類」として記載されています。ほとんど姿を見ることができなくなりつつあるエトピリカを含め、本田氏はその生息地域周辺もいろいろと描いたそうです。

 お話の中に出てくるシーンは、そうした本田氏の観察がベースになっているシーンも多いそうです。ラッコがエトピリカを抱っこするシーン…これも現実のシーンだそうで、テレビCMが発端となって、すっかり有名になったラッコの仰向けシーンですが、そのラッコが海鳥を抱っこしていることが実際にあるそうです。これは、もちろん海鳥を食べてしまうためなどではありません。本田氏は、そうしたシーンをあとがきの中でも「自然界では、僕の想像力をこえたことが数多く展開されています」と記しています。

 この「エトピリカの海」という作品は、エトピリカを思う気持ちと、自然界の愛と不思議にみちた世界…そんな本田氏の思いが見事に描かれた絵本です。絵は水彩の持つ柔らかさと、時にデフォルメされた愛らしいエトピリカやラッコがデッサンタッチで描かれています。大胆な構図も見事で、お子さまにもきっと喜んでもらえることでしょう。

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【作家紹介】
本田哲也…1951年北海道生まれ。北海道教育大学卒業。ヨーロッパ留学を経て、シベリア、北海道の自然と物をテーマに絵本制作を続ける。著書に「海をわたるしかたち」ほか。

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